一体どのようにしたら楽に、そしてこぼさずに食べられるのか…
その子に合うフードスタンドを目指した時に着目したのが『高さ』でした。
前足を曲げて食べるより前足を伸ばした状態で食べる方が楽に食べているように見えたのです。
ただその子は座って食べる癖があり、前足を伸ばした状態で座って食べると器の縁の手前が喉元に当たりとても食べにくそうにしていました。
それからどのような角度が食べやすいのか試作に試作を重ね色々試していくうちに「これだ!」と思った角度が『30°』という普通ならあり得ない角度でした。
しかし、この”急な斜面”こそ重要だったのです。
30°にする事で喉元に空間ができて食べやすくなり、器の奥に半分以上ご飯を落としながら食べていた子が一粒も落とさず完食できたのです。
この時は本当に感動しました。
更に観察していると、ご飯が重力により下へ落ちる事で”器全体”ではなく”器の手前”で安定して食べている事にも気付きました。
このように食べ方に悩まれている飼い主様は必ずいると思いL’s Standが生まれました。
現在では食べやすさだけではなく、食べムラ、ゲップ、喉詰まり、腸内環境など、想像以上の様々な改善のご報告を頂くようになり、この”次世代フードボウルスタンド”には無限の可能性を秘めていると思っています。
1匹でも多くのペット達が健康で幸せになれる事を願いながら1つ1つ心を込めながら製作しております。